EV(電気自動車)についてのあれこれ

昨年の暮れに少人数の自動車修理工場仲間と、あるEVスポーツカーの試乗会を行った。

京大発のベンチャーGLM(株)が製造する「トミーカイラZZZ」だ。
0~100km/hがたった9秒というとんでもない車だ。
バッテリーでモーターを回して走る電気自動車(EV)だ。
価格は800万円。

まず、加速しても無音なのがとても不気味だった。やはり体に響くエンジンの加速音が無いとね。フェラーリなどはエンジン音もチューニングしている。
モーターだからスーッと回転は上がるのだが、エンジンの中で爆発して燃え上がる加速感とは違う。

僕の個人的好みではあるが、やはり車の心臓部で火が燃え上がらないと・・・
フル充電でどこまで走ることができるかという問題も残る。
EV!EV!と騒ぐけれど、遊園地でチャリンとコインを入れて子供が乗るバッテリーカーが結局はEVの正体なんですよね。
単純な構造で決して個性的な物ではない。

そもそもエコという意味合いでは、ジーゼルエンジンもガソリンエンジンも急速に進化していて、ハイブリットに近い環境性能を有してきている。
EVの動力である電気を発電するための環境負荷を無視して、環境負荷ゼロを言うのもおかしいし・・・
じゃあどうしてEV?ってことになるのだが、その答えは自動運転。通信等を使って動かす車はEVの方がコントロールしやすいってわけだ。

でも・・・僕はイヤだね。EVも自動運転も。
道具としての車だったらそれでもいいけれど、僕の中の車はそれとは違う愛しい存在だからね・・・

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