ディーラー各社は何年も前から、新車購入ユーザーに初回車検までを含めたメンテナンスパックを有料販売して顧客を囲い込むような商法をしている。
よくよく考えてみると整備費用を先払いで頂いちゃってるわけだから、世間常識からすると不思議な商法である。実際にインターネットの質問サイト上にも・・・・・・
トヨタのメンテナンスパックについてです。トヨタ車の見積もりをした際にディーラ…ykdgq520さん
トヨタのメンテナンスパックについてです。
トヨタ車の見積もりをした際にディーラーの方から、入っているとお得です、と言われたのですが、 見積もりにのってしまっていますが必ずやらなければいけないのでしょうか?四万二千円くらいです。その部分をサービスするといわれたのですが、一年目は点検は只ですよね?お金がかかるのもおかしいと感じたのですが、教えてくださいお願いします。
・・・・・・なんて質問が出ている。
実際にエコピットヨコハマ玉野自動車のお客様の中にも「たいして乗らないのでメンテナンスパック期間中にほとんどエンジンオイルを交換しなかった・・・」「メンテナンスパック期間中に、結局点検に出さなかった」とか「初回車検代は払ってあるけどもうディーラーに持っていきたくないから車検はおたくでやってください」という方たちもいらっしゃる。
こうなると、払った費用は?という疑問が出てくるわけで「んー?これってやらずぼったくり?」という話にもなってくる。本当に、新車購入時に支払ったメンテナンスパック費用をどれくらいの人達が回収できてるのかな?
それはそうと前から思ってたことがある。お客様から頂いたメンテナンスパックの費用は、どう考えても「売り上げ」じゃなくて「預かり金」だ。税務上の処理も多分は「預かり金」とされていて課税されていないのだろうが、実態はそのお金のほとんどが一般的な会社経営運転資金として流用されてしまっていると聞く。となると、そのお金での出金は経費処理されているわけだから、とてもとても妙な話になってくる。ヘタすると脱税だ。
じゃあ「売り上げ」として課税処理すればいいのかというと、どう考えても「まだ作業していないのに売り上げた」というのもおかしい。
つい最近、このあたりを国税が指摘したという話を風の噂に聞いた。トヨタはメンテナンスパック廃止の方向で動くかもしれないね。そうなると他メーカーのディーラーも・・・
いずれにしても、こんな不思議な訳のわからない商法は早く無くなった方がユーザーのためだろう。