急にドドーンと寒くなって、12月の気温だと聞くと寒さもいっそう増す気分。
これから先は、あっという間に時が過ぎて「あれっ、もうクリスマス?」「ありやりゃ、もう正月だ」ってことになる。気持ちも落ち着かない。
先日釣ったハゼを、正月用の食材にと「干しハゼ」にしている。寒風が吹くようになると、干しあがりも良くなる。1日軽く干してから弱火で軽くあぶり、それをまた5日程度干してから冷凍しておく。
晦日に解凍して、小さなのは汁物の出汁にすると最高。また、さらにあぶって香ばしくなったハゼを熱燗に入れて、フグのヒレ酒ならぬハゼ酒にしてもいい。
型のいいのは、そりゃあもちろん甘露煮ですよ。昆布と醤油、砂糖、日本酒で味を調えてクツクツと汁が少なくなるまで煮る。照りを出すのに水飴を使う手もあるけれど、自分で食べる甘露煮だからそんなことはしない。
正直言って、市販の甘露煮に勝っている。なんたって、素材は江戸前のハゼだ。テンプラなどの材料として高級料亭に直行する品だ。
そんな貴重な食材を無駄にしたことがある。煮詰めるのに時間がかかるのでアルコールを楽しみながら鍋の様子を見ていたのだが、飲みすぎてZZZ・・・香ばしい匂いで目を覚ましたら、なんと鍋の中はすべて炭に化けていた。あともう少しで完成というところだったのに・・・
そこに到るまでの手間が大変だったから、とても落ち込んだ。
飲みすぎにはご注意を!
また、これから暮れにかけてはアルコールが入る機会も増えるだろうけど、絶対にハンドルを握ったらダメですよ!