1月2月は新年会やら何やらで、外に出る機会も多い。
おつきあいも仕事だから・・・とはいえ、年末からアルコール摂取量は増えるばかりだ。
一番辛いのが、ホテルでの立食パーティー。歓談しながら酒ばかり飲んでいて、なかなか料理を口にできない。そこで、気の合った知人と、終了後に「ちょっと軽く一杯」ってことになる。
そんな時に思わぬ美味しい店に巡りあったりする。
浜松町の駅近くにある「秋田屋」という焼き鳥屋もそうだ。テレビでも紹介された、昔から混みあっている有名店らしい。周辺に詳しい知人に連れていってもらった。昭和4年の創業の老舗だ。
立ち飲みはビールの箱の上に皿を置いて、立ったままビールや酒と楽しむ形になるが、狭いながらも店の中にテーブルとカウンターもある。立食で疲れていたのでテーブル席を4人で囲んで焼き鳥をつまんだのだが、これがウマイ!レバーなんて、プリップリッなんだよね。そうそう、モツ煮込みも素晴らしい。素材が凄くいい。人気があるわけだ・・・
銀座には、維新號(いしんごう)という100年も前に創業された広東・上海料理の老舗がある。横浜中華街の料理店とは味も趣も随分と違うが、日本向けではない中国の味そのものが残っている気がする。
普通、料理店には○○楼という名前が付く、○○號というのは雑貨店に付けられる名前だそうだ。昔、主人夫婦が中国人留学生に家庭料理をふるまっていたところ、それが評判となってとうとう料理店を開くことになったようだ。でも、名前は雑貨店のままっていうのが面白いよね。
なんでも、魯迅や周恩来も留学中に通ったらしい。
老舗としてこれだけ生き残っているからには、それなりの努力もしていることだろう。
お客様に支持されてこそ・・・ってわけだからね。
エコピットヨコハマ玉野自動車も、第二次大戦後に本牧の進駐軍の米軍車両を中心に整備した工場の流れをくんでいる老舗ではあるけれど、食べ物の味と違って自動車社会は急速に大きく変化している。老舗といえども、大きく変身しなくちゃ生きていけないのが現実だ。