残酷だけど面白い

外房の海でヒラメ釣りが順に解禁になってきている。
・・・ということで、九十九里海岸の片貝漁港にヒラメ釣りに出掛けた。早朝の4時半に船が出て、昼頃に港に戻る。海や空はもう秋の気配を感じさせる色だが、なんたってギラギラした陽は熱帯地方じゃないかと思うほど強くて強烈だ。
さて、ヒラメは15センチほどの生きたイワシにハリを引っ掛け、それを泳がせて釣る。ヒラメは大好物のイワシを見つけてパクリ!・・・といけばいいのだが、パクリと一口には行かずにモゾモゾと時間をかけて食い込んでくる。途中まで喰ってバイバイという素直じゃないヤツもいたりして、結構釣り人は泣かされる。それだけに完全に食い込ませてハリに掛けた時の感激はひとしおで、強い引きに耐えながら暑さもフッ飛ぶ。
当日は3キロ級を筆頭にして良型主体に5枚も釣ることができ、鼻歌は大漁節!(こういった釣り自慢をするのが、釣りオヤジの特徴です)
このように生きた魚をエサにして泳がせる釣りには、ハゼやメゴチエサを使ったマゴチ釣り、イワシを使ったメバル釣り等があるが、僕はこの手の釣りが大好きで得意。
喰わせ釣りというのだけれど、考えてみれば残酷だよね。イワシやハゼにしてみれば、たまったものじゃない。まるで映画の「生贄」のシーンみたい。悲鳴が聞こえないだけマシか・・・
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