自動車メーカーが季節工等の非正社員を大量に解雇している。下請け部品メーカーへの過酷な要求も頻繁なようだ。
もともとが日本の自動車メーカーの雇用形態は「富岡製糸工場的労務」とのイメージが強かった。メーカーの製造ラインを見学して「こりゃあ、人として扱われてないよな」と感じたこともあった。チャップリンのモダンタイムスの世界だ。そんな犠牲の上でグローバル企業に成長したわけだ。
そういった部分から出てくる歪みは、小泉・竹中さんの「アメリカに追従したような小さな政府・規制緩和政策」でドドーンと大きくなったような気がするよね。
エコピットヨコハマ玉野自動車に新しく入社したメカニックもひどい目にあっていて、前に務めていた中古車屋さんから支払ってもらっていない給与があるという。加えて毎日といっていいくらい深夜まで働いても残業手当は月1万円というからひどい。こんなことが平気で行われてるとはねえ・・・
そんな人の世のあれこれに関係なく、自然はしっかりと四季を描く。そんな景色を見ているとホッとする。写真は講演依頼を受けて訪れた九州・佐賀の紅葉。