三河一色のウナギ

ブランド牛肉をはじめとして食品偽装がゾロゾロ発覚してる。
「へーっ、実態はそんなにひどかったんだ」とビックリ仰天。
関西の業者による愛知県・三河一色産を語ったウナギの偽装は、内容を聞くと凄い犯罪だよね。こりゃあ、詐欺だ。ウナギ好きの僕としては、許せない。
僕の祖父は三河一色の八百屋だった。子供の頃には夏休みは三河一色で過ごし、祖父が引っ張るリヤカーを押して港近くの青果卸市場まで出掛けたものだ。
港の近くは水田が広がっていたのだが、台風で潮が入ってしまい苦労してたようだ。何時の頃からか、水田に緑が無くなってポンプが水を巡回させる景色が広がった。多分、その頃がウナギ養殖の始まりだったのだろう。海に面した水田をどうにかしようという打開策だったのかもしれない。まさかブランドウナギになるとは、誰もが予想していなかっただろう。
今でも三河一色には親戚が何人も暮らしているので、時々ウナギを頂いている。旨いんだなあ、これが・・・
そうそう、僕が育った名古屋と今暮らしている関東とではウナギの焼き方が違う。僕は、蒸さずにパリッと香ばしく焼き上げた名古屋風の蒲焼が好きだ。江戸前の上品な味にはどうも馴染めない。ただ、川越の古いたたずまいの鰻屋さんで食べた天然ウナギは旨かった。今年の夏には浜名湖に出掛けるが、当然のことウナギは食べてくる。楽しみだ。
昨日は四万十川の天然ウナギと称して中国産ウナギを販売していた業者が問題にされた。こりゃあ滅茶苦茶だ。そんなことする会社があるとは、信じられないよね。
こんなことが続くと、中国産ウナギにも失礼だ。中国産だって、旨いウナギは旨い。「美味しい中国産ウナギ」とコマーシャルしてほしい気分だ。
いい加減な点検や整備をしたり、預かった車を下請け工場にまる投げするような企業が、あの手この手でユーザーの整備車両を集めている実態が自動車整備の世界にもある。これだって、ねえ・・・
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