職人の技・毛ばり

毎年開かれている国際フィッシングショーが、今年も「みなとみらい」のパシフィコ横浜で開かれた。
僕は、何年か前まではマミヤOP(オリムピック)のメーカーブースでの仕事で忙しかったが、マミヤOPが釣具事業から撤退してからはもっぱら国の伝統工芸の指定を受けている江戸和竿のブースを手伝い続けている。江戸時代からの脈々とした伝統が息づく竹の竿の世界だ。来場者の色々な質問に答えたり、相談に乗ったりしている。江戸和竿の師匠たちとは随分と懇意にしているので、少しでも役にたてば・・・という気持ちだ。
ところで、隣のブースで実演している播州・毛ばり(やはり国の伝統工芸品)の職人さんと仲良くなった。伝統工芸士の藤原さんという。毛ばりは小さなハリに鳥の羽や毛を巻いて小昆虫に似せ、アユやオイカワ等を釣るハリだ。金沢にも加賀毛ばりという伝統的な毛ばりがある。
その藤原さんが、安全ピンに鳥の羽や毛を巻いたピンバッヂをプレゼントしてくれた。目の前で、クルクルッとハリに巻く要領で作ってくれた。フムフム・・・さすがだ。デジカメで大きく拡大して撮影してみたら、そのきめ細かな細工に感激!職人さんって凄いよね。
一度、播州(兵庫)に訪ねていらっしゃい・・・とご招待されたので、機会があれば出掛けて一緒に竿でも出したいと思ってる。
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