タウンエースのエンジン再生

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1ケ月もたたないのにエンジンオイルが減って、警告ランプが点灯してしまうトヨタ・タウンエースに頭を抱えているお客様がいた。

外部にオイルが漏っているわけではない(外部への漏れは過去に修理済み)
あれこれと点検した結果、いわゆる「オイル上がり」と診断した。要するにピストンでシリンダー壁を掻き上げたエンジンオイルを、ビストンが下がる時に掻き落とせない故障だ。だからピストンの上の燃焼室部分にエンジンオイルが残ってしまい、結果として爆発時点で気化したガソリンと一緒に燃えてしまう。
エンジンオイルは、どんどん減っていく。

さて、いったいどうするかでエコピットヨコハマ玉野自動車スタッフ間で議論になった。一つは中古のエンジンと載せ換えてしまう方法、もう一つはエンジンを分解してピストンを抜きピストンに付いているオイルリング(エンジンオイルを掻き落とす金属のリング)等を交換する方法だ。

前者は修理費用総額は高いが、スタッフの手間は少ない。後者は修理費用総額は前者の3分の2程度と安くなるがスタッフの手間がかかる。前者の修理費用が高くなる理由は中古エンジンの価格が大きいからだ。

結局、お客様と相談してピストンを抜いてオイルリングを交換する方針に決まった。
今はここまでの分解修理をする整備工場はなかなかない。エコピットヨコハマ・玉野自動車ならではの、交換屋じゃなく修理屋ならではの腕の見せ所だ。

結果は写真の通り、ピストンには上に圧縮漏れを防ぐコンプレッションリングが2個、下にオイルを掻き落とすオイルリングが1個、トータール3個のピストンリングが付いている。これはバネのように広がってシリンダー壁に圧着するはずなのだが、オイルスラッジ(カス)で固着してしまっていた。
オイルメンテナンス不良が原因だ。やはり、エンジンオイルは3000から5000キロあるいは半年毎にしっかりと交換しなくてはいけない。

もちろん、修理後はエンジンの調子もグーンとアップしましたよ。

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