最近、エコピットヨコハマ玉野自動車で施工しているエコアースをオーダーされるお客様が増えている。口コミとか、ホームページを見て・・・というケースだ。
車にアース線を引く施工をアーシングという。
愛車のバッテリー部分をよく観察していただくとわかるのだが、バッテリーのマイナスターミナル(端子)から出たコードはすぐ近くのボディにボルトで取り付けられている。
プラス線はコードで様々な部品に接続されているのだが、マイナス回路はボディー等の鉄部品を流れて部品につながっている。
銅ではなく鉄を流れるというだけで回路に無理があるのが予測できるが、最近のボディ鉄板は軽量化で薄くなってきているし、接続部分のボルトやビスに錆でも発生すると余計に流れが悪くなる。
そこでバッテリーのマイナスから部品までマイナスのコードを引くのがアーシングだ。
用品店で売っているアーシングキットは数本のコードの両端に丸端子が付けられていて、それをバッテリーのマイナスとエンジン各部との間に取り付ける品物だ。
問題は、車によってアースの流れが悪い場所がまちまちだということだ。だから、エコピットヨコハマのエコアースは計器を使ってマイナスの流れが悪い場所を見つけ出し、バッテリーマイナスターミナルからそこまでの長さを採寸してアースコードを作る。両端に丸端子をかしめてハンダ付けする。ボディの取り付け部は表面を削ってハンダ付けしボルト止めする。
だから、エコピットヨコハマ玉野自動車には矢崎電線に特注で作らせた100メートル巻きのコードロールがある。まあ、セミオーダーのアーシングと考えていただいてよい。
車によっても違うが、だいたい10本から15本のアースコードを作って取り付ける。市販コードの5本とか6本とはわけが違う。これくらいしないと、アーシングの効果は期待できない。
ライトが明るくなるような効果は当然期待できるけれど、加えて中低速のエンジン加速はうーんと良くなる。写真は新車を購入されたお客様が「新しいうちにアーシングをしたい」とご来店され、施工したもの。ブルーのコードがアース線です。