ルーフの開閉がうまくできなくなってしまったプジョー207のお客様が新規ご来店。
ルーフの開閉は、トランク底部の油圧ポンプから細いホースでつながった何個ものシリンダーが作動して行われる。
そのうちの1本のホースがカシメてある部分で切れてオイルが漏っていた。そこから油圧が逃げてしまうから、当然のこと作動しない。カシメてある他の1本も切れそうな状態。
部品は「シリンダー+ホース」という形で供給されていて、1本10万円近くもする。そんなホースが何本も使われているから大変だ。
ホースだけ交換できれば・・・と思うのだが、日本国内のいくつかの部品商ルートでもホースだけを入手することができない。
ただあれこれと調べたらフランス本国では、今回問題になっている2本についてはホースだけのリペア―キットが販売されている。推測するに、そのホースが原因のトラブルが多いのだろう。ホースだけだから価格も安い。
そんなことで、その2本を直接輸入する手続きを取った。通関を経て届くまでに時間がかかるが、まあ間違いないだろう。
ついでに作動オイルも一緒にと思ったが、オイルを含むとテロ対策でうんと時間がかかるようなのでオイルは日本国内で入手することにした。
輸入手続きを取ったホースが手に入れば、ポンプとシリンダーからホースを取り外し、新しいホースに組み替えればOKのはず。
もうしばらくの辛抱だ。