シボレー・サバーバン 漏電修理って大変なんですよ

リークしてる、漏電してる・・・というのは、エンジンを切って車を置いておくだけで多量の電気を消費してしまっていて、バッテリーがすぐに上がってしまう症状のこと。
案外とよくある話なのです。

エンジンを切っていても、車は完全に眠っているわけではなく一定量の必要な電気は消費しています。時計とかいくつかの記憶装置等がわずかな電気を使っているからです。
その使用量が異常に多くなっていると漏電を疑います。異常な使用量かどうかは、テスターで診断します。

漏電していると、本来は眠っているはずの電気装置がOFFされずに密かに作動し続けているわけです。
漏電の箇所を見つけるのが、これがまた大変です。
犯人の疑いのある装置を取り外して、その状態での電気使用量を測定します。それで正常になっていれば、取り外した装置の中に犯人がいるってことになりますね。一つ一つ順に取り付けて、異常使用量が出た時に「あっ、これが犯人だ!」と絞り込むことができます。
ある程度の電気装置を取り外しても漏電状態に変化が無い場合、続けてハーネス(束になったコード)も疑い始めます。

この作業は配線図が無くてはどうにもなりませんが、BoschCarServise玉野自動車にはほとんどの車の整備書、配線図があります。
たまたま整備書、配線図が無い車については加盟している一般社団法人・日本輸入車整備推進協会(JISPA)から取り寄せることもできます。
今回のサバーバンの配線図はJISPAから取り寄せました。

結果として絞り込みは成功!
その部分にバイパスの別配線を作って回路を変えたりする予定です。

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