シボレー サパーバン エンジン不調 複数の診断機で・・・

相談の電話があって「シボレー・サパーバンの中古エンジンを探して載せ替えてほしい」とのこと・・・
載せ替えとなると大がかりなことになる。
「どんな様子ですか?」と聞けば「ある整備工場で診てもらったら、アイドリング不安定でチェックエンジンランプが点灯しているので、エンジンを載せ替えないとダメ」と言われたらしい。
エンジンチェックランプ点灯の内容は「不明」ということらしい。
うーん、滅茶苦茶だ。エンジンチェックランプ点灯の原因も分析せずに、エンジン丸ごと載せ替えとは、なんと大胆な・・・大胆すぎますよね。
とりあえずはお預かりしてBoschの診断機を接続。接続はできたが、うまく車のシステムの中へと入り込めない。
そこで別の米国製の診断機を接続したら、スムーズにシステムの中へと入ることができた。
診断機にも得手不得手がある。そんなこともあって、玉野自動車では数台の診断機を使って対応している。
ちなみに診断機による診断結果は3番シリンダーミスファイァーでした。3番の燃焼室がうまく燃焼していない・・・ということです。
良好な混合気があって、それがピストンでしっかりと圧縮され、適正なタイミングでよい火花が飛べば、問題ないのだが・・・
火花のテストはコイル付替えその他でOK。圧縮もコンプレッションゲージで測定したら問題なし・・・ということはエンジン本体はまずOKでしょう。
ということで、現在は燃料の噴射部分のチェックをしています。
故障診断って、なかなか大変なんですよっ!
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