アウディA3 4ガステスターチェック

国の指定を受けた民間車検整備工場は排気ガスをサンプリング採取して、その中のCOとHC(燃えていないガソリンの生ガス)の量を計測する排気ガステスター(2ガステスター)を備えている。車検の検査項目の中に2ガステストが入っているからだ。
玉野自動車は4ガステスターを備えているが、それを備えている工場は非常に数少ない。COとHCの2ガスに加えて、CO2とO2(酸素)が測定できる。だから4ガスってわけだ。ガソリンと空気の混合比率なども分析できるから、エンジンの調子を診断するにはなかなかのすぐれものだ。
COとHCはマフラーのエンジン寄りに触媒が付いていて浄化しているから、マフラーから出る排気ガスの分析値を見てもエンジンから出る生の排気ガスの数値とは言えない。大気中に排出されるCOとHCが国の基準以下かどうかをチェックすることしかできない。
市街地走行が多い車は燃焼室等にカーボンがたまって、それが原因で不完全な燃焼になって出力が低下したり燃費が悪くなっていたりする。
多くの車が新車の基準値に比べると、随分と多くのO2を出している。エンジンの中で完全燃焼していればO2(酸素)は燃えてしまって排気ガスには混じっていないはず。
分析数値を見て、データーが悪い場合にはエンジンを新車時の状態に近くするための方法をお客様に提案しています。
お車はアウディA3です。
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写真は昨日、車検で入庫したアウディA3の排気ガステストをしているところです。ほとんどの入庫車両について4ガステストを実施しています。

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