ロワアームのブッシュやブーツ類が痛んできたときにゴムの部分だけを交換できれば経済的なのだが、ロワアームAssy(そっくり)しか部品の供給がないケースは多々ある。

プジョー４０７もそうだ。色んなルートでゴムのブッシュだけを入手することができるが、今回はお客様が部品を持ち込まれた。

ジャガーやベンツはアッセンブリーの部品価格が高額なので、ブッシュやブーツだけを交換すると交換技術料がかかったとしても驚くほど費用の節約ができる。
プジョーの場合はアッセンブリーの部品価格がそこまで高額ではないが、それでもブッシュだけを交換すれば修理費は節約できる。

金属部分は何ともないのにそっくりしか部品提供が無いというあたりが、どうにも納得できないのはユーザーも私どもメカニックも同じ・・・
でも、ほとんどの修理工場が「そっくり交換しかないですね」という対応で、ブーツ・ブッシュの交換に手を出さないのは何故だろう?