過去にも何度か、遠方からいらしたお客様のインプレッサ・ブレーキキャリパーを修理したことがある。
ブレンボのキャリパーでアルミ製だから、斜めにボルトを入れたり、ゴミが付いた状態で強引にボルトを入れるとキャリパー側のネジ山を削ってしまうトラブルだ。
ブレンボのキャリパーはとても高額なので、なんとか修理してほしいというお客様の気持ちはよくわかる。
キャリパーを外してよくチェックすると、3分の1程度ネジ山が削れて無くなってしまっている。
そこでヘリサート加工をした。簡単に言えば、コイルスプリング状になったネジ山をネジ穴に圧入して、新しいネジ山にする加工だ。
加工後は、もちろんとてもスムーズです。
アルミのネジ山は簡単に崩れますので、要注意!です。
加工前のネジ穴
加工後のネジ山