昔々のことだが・・・新車製造ラインでエアコン装着が標準ではなくて、エアコンが付いていない新車に後付けで社外エアコンを取り付けるような仕事があった。新車デーラーでも販売時にオプションで後付エアコンを付けるようなこともあったと記憶している。
まさかこの時代に・・・と驚いたのだが、お客様のバネットトラックのエアコンパイプからのガス漏れを発見してパーツ(純正)を注文したら「ンンン?まったく形が違う」・・・
よくよく調べたら、社外エアコンを装着していた。
多分は、エアコン付の新車とエアコン無しの新車を販売していて、安価なエアコン無しの新車にディーラーオプションで安価な社外エアコンを装着したものと思われる。
問題は社外エアコンというのは、一定ロット製造したら製造中止となって後々部品の供給も保証されないパターンが比較的多いということだ。
今回のトラブルは社外エアコン装着時にパイプ取付けの仕方が悪くて、パイプがボディに接触していたことが原因だ。振動で擦れて穴が開いたというわけだ。
当然のこと、社外エアコンのパイプは手に入らない。エアコン無しで乗るか(この暑さでは命にかかわるが)、廃車するか・・・が一般的判断だろう。
BoschCarService玉野自動車は「パーツが無いので修理できない」という発想をとても嫌う。
というわけで、色々とお世話になっている特殊熔接の町工場の親父さんに頼み込んで、小さな穴を塞いでもらった。
どうかな?・・・と心配だったが、テストしたらVでした。