昨日お電話をいただいてから入庫した新しいお客様のポルシェ・ケイマン。
ブレンボ製キャリパーのブリーダープラグ(ブレーキフルードを抜くプラグ)からブレーキフルードが滲み漏れしているとのこと。
新しいブリーダープラグを取り寄せて友人の修理工場で交換してもらったけれど、改善されなかったようだ。
駆け込み寺・・・って感じのご入庫だ。
ブリーダープラグはスチール製でキャリパーはアルミ製なのであまり強く締め付けても問題が起きる。規定締め付けトルクがある。
要はテーパー部分のアタリの問題かネジの問題。
修理できる可能性は僅かながらあるけれど、基本は新品キャリパーに交換という内容を了解いただいてお預かりした。
やるだけやってみる・・・ってことだ。
お客様もそのあたりはよくご理解されていた。BoschCarService玉野自動車でやってみてもダメだったら、新品に取り換える覚悟はできているとのこと・・・
締め付ける時点でキャリパー側のアルミテーパーが若干変形してアタリが付くという構造なので、アタリ付けの加工をあれこれとやって組み付けたが、今のところ結果はOK。
このあたりは、ちょっとした修理テクニックの問題だ。
もう少し観察を続けるが、これで解決すればお客様も大喜びだろう。
なんたってブレンボのキャリパーそっくり交換となると、高額修理ですからね・・・