アウディA4 エアー吸いこみによるエンジン不調

この前の日曜日の朝、世田谷・用賀のアウディA4ユーザーからお電話をいただいた。
エンジンが不調でズクズクしているようで、チェックエンジン警告灯も点灯しているようだ。

とりあえずは診させていただくことになり、ご来店いただいた。
他で点検・診断を受けられたようだが、コンプレッション(ピストンの圧縮圧力)が不足しているとのことで80万円近くの見積もりが出ていた。
お客様にとっては色々と思い入れがある愛車のようで、最悪の状態であってもBoschCarService玉野自動車で修理してほしいとのご要望もいただいた。

診断機によるショートテスト、さらに奥深くまでの診断で原因を追い求めた。
ちなみに全気筒のコンプレッション測定を行ったが、コンプレッションは正常。本当にコンプレッション不足なら、ちょっと大事なのでホッ・・・
メインのコントロールユニットも怪しかったので、単体テスト&診断。とりあえずは問題無さそうだ。

エアーの吸い込みによって燃料と空気の混合割合が狂ってしまい、燃料が薄い状態となりエンジン不調を起こしているということは診断できていた。
若干の吸い込みだったら車の制御で補正してくれ、特に問題なく走行できるはず。
今回の吸い込みは補正の範囲を超えてしまうようなものだ。

いくつもの可能性の中から絞り込んだ不良部品はターボカットオフバルブとブローバイリリーフバルブだ。
単体テストをしたらバルブが閉まりきらなかったり、シールのゴムが破損していたり・・・
これを交換すればエンジン不調は間違いなく解決するはず。(シュミレーション済)

ちなみに、部品はそんなに高額でもないので修理費用は8万円程度で済みそう。
10分の1程度の修理費用でエンジン不調が治るということで、お客様は大喜びだった。
よかったー

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