BoschCarService玉野自動車のアーシングはオーダーメイドです。
まずアーシングについてです。
電気装置っていうのは、+と-があって作動するってことは当たり前ですよね。
自動車の電気部品には+の端子しかありません。
じゃあ-は?ってことなのですが、バッテリーの-端子から出た-コードはすぐ近くのボディーにつながれています。
ですから、自動車の金属部分を伝わって-の回路ができているのです。
ボディーは銅線ではありません。鉄ですから電気抵抗は大きいし接続部が錆びてきたりしますから電気回路はとてもとても不完全なものとなります。
そこでBoschCarService玉野自動車では、テスターを使って-側の回路が弱い部分を探し出します。それがアースが必要なアーシングポイントです。それは当然のこと車によって違いますよね。
ですから、市販品のできあがったアースコードをポンポン・・・とボルトで取り付けるだけのアーシングとはわけが違います。
大体12箇所程度はアーシングポイントが見つかります。
次はバッテリーの-端子に取り付けた分岐端子からそれぞれのアーシングポイントまでを採寸しアースコードの作成にとりかかります。
できあがったアースコードを取り付ければ、電気的に弱い部分の回路がすばらしく改善されるわけですよね。なんたって鉄のボディーの回路を使わずに、高性能のアースコードを使うことになるわけですから・・・
(バッテリーの-ターミナルと電気部品の-側がアースコードでほぼ直結される感じですかね?道路に例えると、信じられないほど効果的なバイパス道路です)
アースコードも市販品ではなく矢崎電線の特注品なのです。細い配線が数多く入っているコードの方が電気の流れは素晴らしく良くなります。
今回はアウディ―のお客様のご依頼でアーシング加工をさせていただきました。
特に低速・中速の加速が改善されて燃費が良くなったり、ヘッドライト等の電気装置の働きが良くなることが期待できます。
ここでひとつお笑いを・・・修理でたまたまご入庫いただいた車のエンジンを見たら市販コードを使ったアーシングがしてありました。なんとビックリ2本程度は樹脂部分にボルト止めしてあるのです。あるところに依頼してアーシングしてもらったようですが、樹脂にアーシングっていうのも困ったものですよね。これじゃあ効果があるわけないですよね。