相模原の新規女性ユーザーからＳＯＳの電話をいただいた。
アルトラパンだが、少し前からエンジンの調子が悪くてガソリンスタンドやカー用品店で見てもらったものの「異常ない」と言われていた。ところが、とうとうエンストしてエンジンがかからなくなってしまった。
保険会社のレスキューに頼んで、相模原から横浜までレッカーサービスしてもらうので、受け入れて欲しいとのご依頼だ。
何が原因しているのか、これから点検して診断するが、お客様が何時頃からどんな風に異常を感じていたかをしっかりと問診することからスタートする。
見てもらった工場がガソリンスタンドやカー用品店であり、専門の故障修理を生業としている工場ではなかったのが災いしたのかもしれない。
いわゆる車検屋さんと高度な専門知識・経験を持つ整備工場との違いは、検診センターと専門ドクターとの違いに似ているかもしれない。

ちなみに、点検の結果、電子スロットル不良でスロットルボディーＡｓｓｙとコントロールユニット（コンピューター）の交換が必要と診断しました。スロットルボディーとコントロールユニットはリサイクルパーツで在庫を見つけましたが、いずれにしても高額な修理となりました。
電子スロットル内部の電気回路がショートして、その結果電気的につながっているコントロールユニット回路も破損したようです。この車、コントロールユニットに保護回路が作られていないようで、センサートラブルがダイレクトにコントロールユニット破損につながります。