高速走行をほとんどしない街乗りの車は、エンジン燃焼室内部が汚れやすい。
高速走行をすると燃焼室温度も上がってカーボン等も焼き切れるのだが、街乗りではくすぶった状態で走り続けるから汚れがひどくなる。
この汚れがクセモノで、燃費悪化、出力低下、時にエンストという悪戯もする。
エンジンシステムには特に問題が無いという車で、時々エンストするというケースは汚れを洗ってやることで改善することもある。
過去、このエンジン燃焼系洗浄で「原因不明のエンスト」を修理したことが何度もある。ディーラーに修理依頼したがなおらなかったというケースが多い。
今回もほとんど街乗りというベンツだ。
排気ガスを分析する4ガスデーターで作業前と作業後を比較すると、多分これで解決!
左が作業前データー、右が作業後データー。作業前は排気ガスにHC(ガソリンの生ガス)が多量に含まれ、O2(酸素)も多い。ガソリンがエンジンで燃えきっていない。燃焼状態が悪いから酸素も排気ガスに混じっている。
作業後データーでは随分と改善されている。
ガソリンは燃えきって、排気ガスには混じっていない。しばらく走行するとO2(酸素)も限りなくゼロに近くなるはず。
HC 286 → 0
O2 8.3 → 1.0