故障診断とは?
ボッシュカーサービスによる車両診断(故障診断)は、
コンピュータを用いて行います。
そのメリットについて、実際の例を見ながらお伝えします。
当工場に運び込まれたこの車。
運び込まれてすぐに車両診断を行いました。
車両診断で問題の箇所を特定し、整備士が一定の調整作業を行いました。
今の車はコンピュータの塊のようなものですから、整備士も、汗水流しながら働くイメージでは仕事ができず、コンピュータもフルに使いこなす必要があります。
整備士が調整後、慣らし運転のために走行テストをして、戻ってきたところでした。
パソコンから車の中のコンピュータにアクセスする準備をしています。
(写真右)
ボッシュの機器を扱って車両診断を行えるのは、ボッシュのトレーニングを修了し「ボッシュシステムテクニシャン」の資格を取得しているプロのメカニックです。
パソコンの中でボッシュプログラムが起動し自動的に故障部位を探し始めます。今回のケースでは、調整したはずのところがまた元に戻ってしまい、エラーが表示されました。
それならば・・・と、他の可能性を当たっていきます。
車両診断機を用いることで、パーツ交換は最小限に抑えることができます。
多くの工場では故障部位の細かな特定ができませんので、まるごとパーツ交換を行いますが、当工場では直せるものはとことん直すという姿勢で臨んでいます。
それは、お客様にとって修理費用が安くなること、地球環境に優しいこともありますが、何よりも、お客様が大切に乗られている愛車ですから、わたしどもも大切に直したいと考えています。
車両診断では、このようなことができます。
1.故障部位と思われるエラーを、ボッシュプログラムがあたりをつけてくれます。
コンピュータ内に部品の仕様書も内蔵しているため、エラーの出ている箇所をみながら、
故障部位の仮説を立てていきます。(技術と経験が必要とされます。)
2.部品ごとの交換にともなう目安時間が表示されています。
車の故障整備というと見積も不透明であるところが多いですが、
ボッシュプログラムには作業時間のメーカー標準時間が表示されています。
見積基準も明確にすることができるのです。
3.不要な整備を行いません。
グラフやデータの数字が表示されますので、
お客さまにとってわかりにくい整備の内容を、科学的データで確認していただき
不要な整備は行いません。
4.予防点検を行えます。
故障してからの診断だけではなく、定期的に車の健康診断を行うことができます。
ボッシュカーサービスのについては、「ボッシュカーサービスとは」をご覧ください。