とある日の自動車故障 顛末記(2)

2009年 10月 01日  オペル,その後


以前ここで車が故障した話を書いた.現地に置き去りにされていた車はその後回収され,ようやく今週,地元ディーラーの元へと戻ってきた.

ただ車を見たディーラーからの連絡は予想通りのものだった.つまりエンジンが損傷しており,修理するには途方もない費用がかかり,廃車にして買い換えた方が早いという.

こういう場合,あぁそうですかと易々と受け入れる人はどれほどいるのだろう.たとえば,10年間可愛がってきたペットが病気になり,治療費を聞いて「じゃあ,処分してください」と果たして簡単に言えるだろうか.

オペルはドイツ車だ.結婚するときに新車で買った.もちろん思い入れもある.
それ以上に,ドイツ車を買ったという時点で我々は20年,20万キロは走らせるつもりでいた.欧米では車といえばそのくらい走るというのがいわば常識だからだ.我々の車は,ようやくその途の半分まで来たところである.

意地でも直してやる.けれどももちろん言われるがままの修理に任せるつもりはない.
幸い友人に教えてもらった修理工場に連絡を取ると,そういった難しい修理もずいぶん引き受けているようで,やってみましょうと前向きな返事をもらうことができた.費用もうまくいけばディーラーの提示額よりはだいぶ安くできるかもしれない.

こういうところは自動車も建築も同じだ.できないのではない.やろうとしないだけなのだ. けれども,すべてはこれから.本日修理工場に再び入庫する.



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