シボレー・アストロ 電気ハーネスのトラブル

エンジンがストールするということで、新規のお客様が遠く相模原からご来店。
どうも他の整備工場で修理したようだが、症状は改善されていないようだ。

Boschの診断機や他の診断機を使って症状確認すると、故障コードは滅茶苦茶。関連性について納得できない内容だ。

こういった場合には、電気系統の配線関連のトラブルが多い。接触不良や短絡によって回路が滅茶苦茶になり、関連性が理解できない故障症状が多発する。
基本点検の後、テスターを使って配線関係の電圧等のチェックを行った。
この追っかけ作業が実はなかなか大変。配線図はあるのだが、なんたって配線の本数なんて気が遠くなる数だ。

案外と多いのがヒューズボックスの不良なのだが、今回はそれではなかった。
なんとか発見したのが、エンジンルーム内と車室内の配線の束をジョイントするカプラー(コンセント)の不良。たくさんの配線が入ったカプラーで回路が滅茶苦茶になっている。
カプラーを交換するとなると車室内のインパネをそっくり外さないといけない。
それは大作業でお客様の費用負担も大きくなる。
・・・ということで、不良個所のカプラーの両サイドの配線にバイパス配線を接続してカプラーを経由しない回路を作ることで解決。部品代はゼロ円でした。

エンジンドブルも、しっかりと解消されました。ホッ・・・

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