愛車にも点滴を!

最近はトロトロと市内走行する程度で走行距離が伸びない車が多い。
そんな車のエンジン内部はカーボン、煤でひどく汚れる。
加えて、排気ガス対策で排気の一部を吸入空気の中に少量混ぜてやる装置が付いているから、エンジン内部の汚れはよりひどくなる。この汚れがエンジンに悪さをするわけだ。
「時々エンストする」「アイドリングが不安定になったりする」「加速が悪い」「燃費が悪い」・・・等々の症状が出るが、4ガステスターという特殊な計測器で排気ガスのサンプリングを分析してやると汚れの程度も推測できる。
ディーラーも含めて、一般の整備工場では車検に必要な2ガス(COとHC)を測定する計測器は持っているが、4ガス(COとHC、そしてO2とCO2、燃料と空気の混合比等)の計測器を持っている工場はほとんど無い。
エコピットヨコハマ玉野自動車は10年ほど前からエンジン内部を燃料ラインから洗浄する整備をやっている関係で、エンジンの燃焼状態を正確に数値で把握するために当時から4ガステスターは導入している。
エンジン内部を洗浄するのには、燃料ラインからの洗浄と吸気ラインからの洗浄の両方を実施するのが良いが、吸気ラインの洗浄については「これがベスト」という洗浄法がなかなかみつからなかった。色々な商品も出回っていたがエコピットヨコハマ玉野自動車で試してみた評価は×
今回採用した吸気ラインの点滴洗浄は「これならOK」と評価できる洗浄法だ。すでに何台かに実施してみたが、結果は申し分ない。副作用も無い。燃焼状態も新車時に限りなく近い状態となって、エンストやアイドリング不良も解決している。お客様にも「加速が良くなった」と、洗浄後すぐに効果を体感していただけた。
ちなみに、燃料ラインと吸気ラインの同時洗浄は20000円プラス税(車検時には13000円プラス税)
吸気ラインの洗浄だけだと8000円プラス税(車検時には5000円プラス税)
もちろん4ガステスターによる洗浄前と洗浄後のデーター診断を含めての値段です。
僕も疲れがたまった時などにかかりつけの医院で点滴をしてもらうことがあるが「愛車にもたまには点滴を!」ということですよね。
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