タダのエンジンオイル

タダのエンジンオイルを入れてはダメです!
エンジンオイルっていうのは、とてもナイーブなオイルで、その品質はピンからキリまである。エンジンに対する影響も大きい。
大雑把に分類すると鉱物油と化学合成油に分けられる。皆さんが乗られている乗用車は基本的に化学合成油(部分部分合成油を含む)を使うべきだ。
昔のエンジンならともかく、今の高性能エンジンにはそのレベルが要求される。安いオイルを使い続けて、エンジン内部のオイルライン(細い血管みたいなもの)の中にスラッジといわれるオイルカス(コレストロールみたいなもの)が溜まり溜まってプッツン・・・ご臨終・・・になった、あるいはなりかかったエンジンを幾つも見てきた。
エコピットヨコハマ玉野自動車ではリース車や一部の特殊契約の車(これらは、性能よりも整備費用の大幅削減を要求される)を除いて、化学合成油を使っている。
ちなみに鉱物油の仕入れ価格は、皆さんが「エーッ!」と驚くほど安い。それに対して化学合成油の仕入れ価格は、頭が痛くなるほど高い。5倍から10倍そこそこ・・・
だから工場としては化学合成油を売るよりも鉱物油を売った方がうーんと儲かるってわけ。
でもね、そんな鉱物油を積極的にお客様に売るなんてできないよ。
くれぐれも「タダのエンジンオイル」を入れてはダメです。化学合成油(部分)でリッター1500円前後。100%化学合成油で2000円前後なのだから、それくらいは愛車にプレゼントしてあげましょう!(燃費もエンジンの寿命も大きく変化しますよ)

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