こういったビジネスはいかがなものですかね

少し前にBoschCarService玉野自動車で車検整備をされたお客様がご来店。

ガソリンスタンドで勝手にボンネットを開けて点検され、こんなシートを渡されて整備を勧められた。あまり信用していないけど、心配だから一応チェックしてください。もし整備する必要があるのなら、玉野自動車でやっていただきたいのです。
・・・そんな話だ。

以前からこの手の話はあったが、ガソリンスタンドの燃料販売利益が薄くなってくるとこんな話が増えてくる。
SS商法だろうと信用していないユーザーも多いが、言われればやはり気になるってことだろう。

それにしてもひどいですね。
ブレーキフルードは交換したばかり。(ブレーキフルードは吸湿性があって、長期間仕様していると沸騰点が下がってくるから車検ごとに交換する必要がある)交換が必要だとお客様にお勧めする理由を聞きたいですね。プレーキフルード沸騰点測定テスターで計測したのですかね?
エンジンオイルとフィルターも交換したばかりです。
オートマチックミッションオイルとパワステオイルは全く問題なし。現状をしっかりと点検せずにオートマチックミッションオイルを変えると、かえって故障トラブルが発生する可能性があることを知ってるのですかね。
クーラント(LLC)も問題なし。
バッテリーはBoschのバッテリー診断コンピューターでチェックして問題なし。

これだけの項目をチェックして交換必要の診断をするには、結構な時間が必要です。給油の間にボンネットを開けてササッと診てわかるものではないですよ。

よくよく見てみれば、ガソリンスタンドが油外売上収入の柱としている典型的な項目ばかり。
多分、すべての車に同じような結論のチェックシートを渡しているのじゃないかと疑いたくもなります。

それにしても、悪くも無い物を悪いと言って交換させようとするビジネスってどうなんでしょう?
中には心配で「はい、やってください」と依頼し、無駄なお金を支払う人もいるでしょう。
ほんの一部のガソリンスタンドのことなんでしょうが、整備に関わる者としてどうかと思います。
真面目にアフター整備に取り組んでいただきたいものです。
SS商法という言葉があるってことを恥ずかしく思っていただかないと・・・

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