ワーゲンバスがやって来た

「46年前のワーゲンだが、車検が切れて5年。エンジンオイルもひどく漏れているので、他の箇所も含めて完全に修理し車検を通して欲しい。外装と内装の補修もしたい」と、初老の紳士が来店された。東京オリンピックの年に登録された車だから凄い。
「私と同い年・・・」と妙に感慨にふけるスタッフもいたが、年齢のことだからそれが誰かは書かない方がいい。
なんでも「何台かの車は手放したけれど、この車は大切にして持ち続けたい」というお話しだった。
数日後に積載車でご自宅までお伺いしたスタッフはびっくり!自動車博物館に展示できそうな貴重な車だ。もう少し小型のワーゲンはたまに見るけれど、9人乗りの大型でサンルーフ付きというのは稀少車だ。フロントガラスにヒビが入っており、これは交換する他無いが、何処にもパーツはない。小型のワーゲンのボディはめ込み式のガラスはあるようだが、これは上にヒンジが付いていて下が開くタイプだ。真ッ平なガラスなので自動車ガラス屋に平面のあわせガラスをカットしてもらうことで解決した。
ブレーキもスカスカだし、手をかけなくてはいけない箇所は多いが、仕上げるのが楽しみな車だ。いずれにしても、あれこれと知恵をしぼらなくちゃいけない。
そうそう、取扱説明書も凄い!㈱ヤナセじゃなくて㈱簗瀬ですよっ!
それはそうと、後ろに移っているのが工場正面のグリーンカーテン。僕が苦労して植えた琉球朝顔だ。どんどん伸びて見事なグリーンカーテンになったのはいいが、花が咲かない。なんでも、涼しくなる頃から咲き始めるらしいので、満開になったら写真を撮って公開しますね。
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