税制改正による重量税&取得税の減免

3月27日に国会で予算案が可決されたことで、自動車取得税と重量税の減免が4月1日から実施されている。もっとも、減免の対象となるのは低公害の一部車種だけだ。
簡単に対象車を判断するには
①電気自動車、燃料電池車(水素燃料)、天然ガス車は対象車
②その他の車でも、車検証の型式欄の排出ガス規制記号が3桁(たとえばDBA-AK12のDBAが排出ガス規制記号)で、備考欄に平成〇〇年度燃費基準〇%達成車と書いてあれば対象車となる。ただし型式欄に改の文字が入っているとダメ。
対象車は自動車取得税や自動車重量税が50%とか75%とかの減免が受けられる。ただし実施期間は21年4月1日から24年4月30日までだ。取得税については24年3月31日まで。
車検を受ける車両で今回の減免対象車となっているものについては重量税が半額になったりするが、実施期間中に1度しか減免は受けられない。
まあそんなわけだが、エコピットヨコハマ玉野自動車の女性フロントの小倉さんは大喜び。だって彼女の車検は今月で、重量税¥37800を覚悟していたのだが突然に¥18900になったからだ。浮いたお金で焼肉食べに行こうよと言ったら断られた・・・シュン
でもね、定額給付金と同じでもらえたり安くなったりするのは単純に喜ばしいことだろうが、どうにもスッキリとはしないよね。
だって新車購入時の自動車取得税はそもそも消費税とダブルでかかっていて、存在根拠もほとんど不鮮明で存在説明不可能な税金だ。
自動車重量税だって、本当はもっと安いはず。確か1/3くらいかな?それが道路建設や維持にかかる予算不足を補うためにということで、暫定的に高くした暫定税率をずっと適用しているのが現状。そのお金を使って美味しい思いをしている人達の姿もはっきりと見えてきているしね。
低燃費車等に環境政策で何らかの優遇措置をするのは時代の流れではあるけど、自動車重量税をそれに絡めるのは絶対におかしいよ。メチャクチャ!
だって、道路を傷めるという理由で重量が重い車ほど税額が高いのが重量税の基本的考え。低公害車の重量が突然に半分に軽くなってしまったわけでもなし・・・理屈が通らない。
その場その場の取ってつけたような政策を打つことで、制度の根本がガタガタに崩れかけてるよね。もともと存在根拠の薄いものって、変にいじればいじるほど自然崩壊しゃったりするからね。
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