納豆パニック

スーパーの店頭からある日突然に納豆が消えてしまったのには驚いたけど、それがテレビ番組放映の影響であり、結果としてそれは捏造番組だった・・・というのには大笑い。
僕はもともと納豆大好き人間だから、店頭から納豆が消えてしまったのはショックだった。幸いにして高い高級納豆だけは売れ残っていて、それでしのいでいた。
でもね・・・ダイエットに効くっていうのが本当なら、僕はとっくの昔にもっともっとスマートであるはずであり、同じく納豆好きの僕の友人は肥満体ではないはずだった。
中国の雪茶だってそう。会社の女子社員に頼まれて上海で雪茶というお茶を買おうとしたが、売切れ続出。馴染みのお茶屋でやっと手に入れたけど「日本のテレビで紹介されて、どこも売切れたようだ。でも、そんなにダイエット効果があるのかな?」と、本場中国の老舗お茶屋が首を傾げていた。
テレビ情報に単純に反応してしまう人がいかに多いかがわかったが、これじゃあ情報化社会はヘタすると総白痴化社会になりかねないよね。
グルメ番組だってそう。地元横浜の中華街なんて次から次へとグルメ番組が取材してしまい、取材されていない店が少ないほどだ。えーっ?という店に行列ができたりしているからね。
グルメリポーターだって、料理を口に入れた時点で(食べる前に)すぐに「これはうまい」という大げさな反応を見せる。大げさな反応を見せた方が芸が売れるという世界なのだから、これは「作られた虚構の世界だ」ということ。
まあ、テレビ番組はショーの世界と割り切っちゃえばいいのだろうが・・・
これで、安い納豆がスーパーに戻ってくる。良かった!

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